次の関数
のマクローリン展開を次数 の項まで求めよ。
の標準展開から出発する。 双曲線正接は奇関数なので、そのマクローリン展開には奇数次しか現れない。
係数は から来るが、10 次までの答えには上に並べた 6 項があれば十分である。
代入する前に、どこまで展開するかを決める。 で割ると次数がすべて 1 つ下がるので、奇数次 は偶数次 になる。最終的な答えで次数 まで届かせるには、 を まで用意する必要がある——ぱっと見の見積もりより 1 項多い。ここが最も切り詰められやすい段階である。
を代入する。 ごとに因子 が出る。
項ごとに で割る。 指数がすべて 1 つ下がり、奇数次が偶数次に変わる。
この級数には奇数次の項がまったくなく、 における除去可能な特異点は定数 で埋められる。
微小なパラメータが何をしているかを読み取る。 隣り合う項はおよそ の割合で小さくなるので、 が のオーダーでない限り、この関数は数値的には定数 と区別がつかない。それがこの展開の実用上の意味である。級数は 、すなわち で収束し、これはちょうど の最も近い特異点 の位置に対応する。
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