次をラジアンと度で求めよ。
問われていることを述べる。 とは、 の中で を満たす角 である。逆正接はすべての実数を入力として受け取るので、arcsin や arccos と違って定義域の確認は要らない。
微小角の法則で答えを予想する。 テイラー展開は
である。 では第 2 項が となり、まったく無視できる。したがって ラジアンであり、小数第 8 位まで正確である。
ラジアンの値を示す。
級数の予想どおり ✓。答えが入力よりごくわずかに小さいのは、正の微小な に対して だからである。
度に直す。 を掛ける:
これは約 分角にあたる。きわめて浅い角であり、勾配や据付の公差に現れる大きさである。
実務でどこに効いてくるかに触れる。 正接が とは に対して の勾配のことである。つまり微小角の法則はこう言っている——浅い勾配では、ラジアンで測った角は勾配そのものに等しい。 を掛ければそのまま度に変換できる。だからこそ測量士や技術者は、数度以下では勾配と角度を同じものとして扱える。
逆向きに検算する。 ✓ となって入力が小数第 8 位まで復元され、 ✓ でもある。
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