台形 で辺 と は平行である。脚 の長さは で、もう一方の脚 の中点 から直線 までの距離は である。この台形の面積を求めよ。
何が与えられていないかに気づき、それを探すのをやめる。 底辺の長さも台形の高さも与えられておらず、しかも復元できない。このデータに合う台形は無数にある。したがって面積は とその1つの距離だけから計算できるはずで、それは通常の「底辺×高さ」ではなく、面積を分割する議論を示唆している。
台形を で分割する。 と 、 と を結ぶと、台形は3つの三角形 、、 に分かれる。それらの面積の和が全体になる:
中点を使って3つのうち2つの高さを確定する。 台形の高さ、すなわち平行な2直線 と の距離を とする。 は の中点で、 は直線 上、 は直線 上にあるので、 からその平行な2直線それぞれまでの距離は である。したがって
足し合わせて台形と比べる。 外側の2つの三角形を足すと:
外側の2つの三角形がちょうど台形の半分を占めるので、真ん中の三角形が残り半分を占めることになる:
与えられたデータから真ん中の三角形を計算する。 三角形 は底辺が 、高さが から直線 までの距離すなわち である:
2倍して台形の面積を得る。 は台形の半分なので、
数値による確認でも、この値が底辺によらないことが分かる。 と を満たしたまま底辺や高さを大きく変えた台形をいくつ作っても、面積はつねに になる。
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