次の関数の
のまわりのテイラー級数を求め、一般項と収束域を述べよ。
として二項級数を適用する。 一般化された二項定理は
を与え、ここでは 、 である。 自体が平方なので、現れ得るのは の偶数次の項だけである—— が偶関数であることからも、まさにそうあるべきである。
係数を 1 つずつ計算する。 を使うと
となる。 の展開と違い、ここには持ち越すべき の因子がない——代入が供給するのは定数ではなく の累乗だからである。
展開を書く。 項をまとめると
となる。符号は の項から先で交互になり、係数は急速に小さくなるので、 が小さければ数項でも非常に精度が高い。
一般項を述べる。 閉じた形では
となる。 で確かめると ✓ で、 の係数と一致する。
収束域を定める。 二項級数には 、すなわち が必要である。 では項が のように振る舞うのでそこでも絶対収束し、収束域は閉区間 になる。 では に収束するが、その速さは遅い。 の項で打ち切ると 、 までの項で 、 までとってもまだ である。収束が速いのは区間の内部の性質であって、端点の性質ではない。
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