次の偏微分方程式を解け。
2 つの項に含まれる物理を読む。 は通常の拡散、 は 1 次の減衰である。物質は広がりながら、存在量に比例した速さで消えていく。この 2 つの機構は独立なので、解は減衰の部分と拡散の部分の積に分かれるはずだと見当が付く。
減衰を剥がす置換を行う。 次のようにおく。
すると指数関数は に依存しないので 、 となる。
代入して約分する。 方程式は
になる。(決して 0 にならない)で割ると となり、両辺の が打ち消し合う。
減衰項は近似的にではなく厳密に消えたので、熱方程式の既知の解がそのまま移せる。
帰着した問題を変数分離で解く。 と書いて で割ると
となるので かつ である。 なら となり、許される は境界条件によって定まる。
分離解の一般形を組み立てる。 置換をもとに戻すと
となり、係数 は初期分布 から決まる。
極端な場合で検算する。 なら置換は自明で、方程式はそのまま熱方程式である ✓。 なら偏微分方程式は に帰着し、その解 は を定数としたときに置換が予測するものとちょうど一致する ✓。どのモードも という合成された速さで減衰するので、減衰と拡散は指数の中で単純に足し合わされる。
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