式
について と を求めよ。
どの記号を固定するかを決める。 偏微分では 1 つの変数について微分し、それ以外のすべての記号を定数として扱う。ここでは式に 、、 の 3 つの記号が含まれているので、どれが「変数」なのかは設問ごとに変わる——そしてこの問題ではどちらの設問でも は定数である。
について微分する。 と を定数として扱うと、項 は の定数倍であり、 は純粋な定数である。
答えは であって、 でも でもない。 を で微分すると の係数、すなわち が残るからである。
について微分する。 今度は と が固定されるので、積 全体が定数になる。
による微分と対比する。 参考までに である——同じ式でも、どの記号を変数とするかで 3 通りの異なる答えが出る。3 つを並べて比べるのが、「他を定数に保つ」ということの意味を体得する最短の道である。
結果の意味を読む。 データに当てはめる直線モデル において、この 2 つの偏微分はまさに最小二乗法が使う勾配の成分である。傾き をわずかに変えると予測値はその 倍だけ動き、切片 を変えるとすべての予測値が同じだけ、 に対して の割合で動く。原点から遠いデータ点が傾きの推定を支配するのは、このためである。
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