次の関数の1階偏導関数 と を求めよ。
まず商の対数を対数の差に分ける。 微分する前に整理しておけば、商の微分法の計算を丸ごと省ける。 と置くと、
また、内側の根号の偏導関数は両方の微分で必要になるので、一度書き留めておく:
もう1つの関係式が後半の計算のほとんどを片づけてくれる:。
を定数とみて で微分する。 各対数に連鎖律を使うと
ここで止めて、対称に見える2つの部分が打ち消し合うと推測してはいけない。実際には打ち消し合わない。それぞれをまず簡単にする必要がある。
それぞれの部分を別々に簡単にする。 分子を でまとめる:
つまり第1項は 、第2項は で、導関数はその差である:
符号のミスが致命的になるのはこの場面である。 から を引けば であって ではない。
を定数とみて で微分する。 今度は だけが に依存する:
両方の項が正になるのは、どちらも同じ因子 を持つからである。商の微分法から来るマイナス符号と のマイナス符号が、互いに打ち消し合っている。
を使って2つの分数をまとめる。
したがって
両方の答えを数値で確かめる。 、 とすると である。刻み幅 の中心差分では
となり、公式からは 、 が得られる。どちらも小数第7位まで一致する。(よく見かける誤答 は、この検算でただちに否定される。 を固定して を動かすと は実際に変化するからである。)
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