Calculus · real student question

f(x) = (64 + x) の立方根 の x = 0 における局所線形近似を使って 62.5 の立方根を近似し、その値を厳密値と比べよ。

Question

関数

f(x)=64+x3f(x)=\sqrt[3]{64+x}

x0=0x_0=0 における局所線形近似を使って 62.53\sqrt[3]{62.5} を近似し、その結果を厳密値と比べよ。

Step-by-step solution

  1. なぜ x3\sqrt[3]{x} ではなく 64+x3\sqrt[3]{64+x} と書くのかを理解する。 1次近似は基準点の近くでしか精度が出ず、しかも基準点で正確に値を計算できるときにだけ役に立つ。ここでは 6464 が立方数で 62.562.5 はそれに近いので、変数をずらして基準点を x0=0x_0=0 に置けば f(0)=643=4f(0)=\sqrt[3]{64}=4 が厳密に分かる。

  2. 微分して基準点での微分係数を求める。 f(x)=(64+x)1/3f(x)=(64+x)^{1/3} と書くと、

    f(x)=13(64+x)2/3=13(64+x)23f'(x)=\frac13(64+x)^{-2/3}=\frac{1}{3\sqrt[3]{(64+x)^2}}

    f(0)=13642/3=1316=148f'(0)=\frac{1}{3\cdot 64^{2/3}}=\frac{1}{3\cdot 16}=\frac{1}{48}

  3. 線形化した式を書く。 x0=0x_0=0 における接線は

    L(x)=f(0)+f(0)(x0)=4+x48L(x)=f(0)+f'(0)(x-0)=4+\frac{x}{48}

    である。これは、根号の中身が xx だけ少し変われば立方根はおよそ x/48x/48 だけ変わる、と言っている。係数 1/481/48 がこの近似の中身のすべてである。

  4. 求めたい数になる入力を選ぶ。 64+x=62.564+x=62.5 が必要なので、

    x=1.5x=-1.5

    62.53L(1.5)=4+1.548=40.03125=3.96875=12732\sqrt[3]{62.5}\approx L(-1.5)=4+\frac{-1.5}{48}=4-0.03125=3.96875=\frac{127}{32}

  5. 厳密値と比べる。

    62.53=3.968503\sqrt[3]{62.5}=3.968503\ldots

    絶対誤差=3.968753.968503=0.000247,相対誤差0.0062%\text{絶対誤差}=3.96875-3.968503=0.000247,\qquad\text{相対誤差}\approx 0.0062\%

    微分を1回計算しただけで、上位4桁が一致する精度が得られている。

  6. 誤差の向きが偶然でない理由を説明する。 もう一度微分すると、

    f(x)=29(64+x)5/3<0f''(x)=-\frac{2}{9}(64+x)^{-5/3}<0

    なので ffx=0x=0 の近くで上に凸であり、そのグラフはどの接線よりもにある。したがって1次近似は必ず過大評価になる。実際 3.96875>3.9685033.96875>3.968503 である。同じ理屈から誤差は 12f(0)x2\tfrac12|f''(0)|x^2 程度で増えると予想され、x=1.5x=-1.5 ではおよそ 0.000240.00024 となって、観測された誤差とほぼぴたりと一致する。

Answer

L(x)=4+x48,62.53L(1.5)=3.96875  (厳密値 3.968503)L(x)=4+\frac{x}{48},\qquad \sqrt[3]{62.5}\approx L(-1.5)=3.96875\;(\text{厳密値 }3.968503\ldots)

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