関数
の における局所線形近似を使って を近似し、その結果を厳密値と比べよ。
なぜ ではなく と書くのかを理解する。 1次近似は基準点の近くでしか精度が出ず、しかも基準点で正確に値を計算できるときにだけ役に立つ。ここでは が立方数で はそれに近いので、変数をずらして基準点を に置けば が厳密に分かる。
微分して基準点での微分係数を求める。 と書くと、
線形化した式を書く。 における接線は
である。これは、根号の中身が だけ少し変われば立方根はおよそ だけ変わる、と言っている。係数 がこの近似の中身のすべてである。
求めたい数になる入力を選ぶ。 が必要なので、
厳密値と比べる。
微分を1回計算しただけで、上位4桁が一致する精度が得られている。
誤差の向きが偶然でない理由を説明する。 もう一度微分すると、
なので は の近くで上に凸であり、そのグラフはどの接線よりも下にある。したがって1次近似は必ず過大評価になる。実際 である。同じ理屈から誤差は 程度で増えると予想され、 ではおよそ となって、観測された誤差とほぼぴたりと一致する。
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