次の極限を求めよ。
関数を見きわめる。 極限の中の式には がまったく含まれていないので、これは定数関数 である。そのグラフは高さ の水平な直線である。
定数に対する極限の法則を使う。 任意の定数 に対し、近づけ方が有限の点でも無限大でも
が成り立つ。入力が動いても関数の出力が変わらないからである。
結論する。
定義に照らして確かめる。 無限大での極限が であるとは、任意の に対してある が存在し、 のとき となることをいう。ここではすべての について なので、どんな でもよい——条件は自明に満たされる。
よくある混同に注意する。 答えは ではない。限りなく大きくなるのは入力のほうであって、出力ではない。定義されないわけでもない——定数はもっとも行儀のよい関数の部類である。 と比べてみるとよい。こちらも に等しいが理由は本質的に異なる。あちらは関数が へ向かって動いていくのに対し、こちらは最初から最後まで に留まっている。
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