次の極限を求めよ。
有界な部分と消えていく部分を切り分ける。 分子にはそもそも極限がない——といつまでも交代する。分母は限りなく大きくなる。有界な量を無限大に向かう量で割れば0に向かうほかなく、言葉にすればこれで議論は尽きている。
絶対値を取って議論を厳密にする。 すべてのについてなので、
符号ではなく大きさを測ったとたん、振動は完全に消える。
数列をはさむ。 すべてのについて、
であり、両側の評価はどちらもに向かうので、挟まれた数列も同じ極限をもつ。
極限を述べる。
この数列はの片側に落ち着くことが決してないにもかかわらず収束する:収束が要求するのは項がある値に近づくことであって、決まった向きから近づくことではない。
単独との対比。 という因子がなければ、この数列に極限はない。項どうしがいつまでもだけ離れたままだからである。収束を救っているのはこの消えていく因子であり、同じ理由から交代調和級数も交代級数の判定法によって収束する。
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