次の極限を求めよ。
形がであることを確認する。 では、でどちらも消える。よって商は不定形であり、そのままでは決まらない——「どちらも同時に0になるから」という理由でと答えたくなるのはよくある誤りだが、そうはならない。両者は異なる速さで消えるからである。
マクローリン展開で消え方の速さを比べる。 それぞれ主要項を残すと:
分子はの2次、分母は1次でしかない。この食い違いだけで極限がだと分かる。
主要な振る舞いどうしを割る。
括弧でくくった因子はどちらもに近づくので、全体はの近くでのように振る舞う。
ロピタルの定理で確かめる。 分子と分母を1回ずつ微分すると:
ここでは1回の適用で十分である。微分後の形はで確定形になっているからである。もう一度この定理を使うのは誤りであり、この定理は形が不定形であるあいだにしか適用できない。
両側からの振る舞いを数値で確認する。 では商は、では、ではである。値は反対側からに近づいており、1次近似と整合する。よって両側極限は
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