二重対数
はで微分可能か。理由を示して答えよ。
そもそもで定義されるかを確認する。 この級数の収束半径はであり、端点ではの収束する級数になる:
したがってそこで関数は定義され、アーベルの定理により左からの連続性ももつ。微分可能性はそれより厳密に強い要求である。
円板の内部で級数を微分する。 では項別微分が正当化される:
内側の和はメルカトル級数なので、
での数値確認:級数の中心差分は、である ✓。
での導関数を調べる。 が下からに近づくとなので、したがって
傾きはいくらでも大きくなる:では、では、では——のようにゆっくりとではあるが、限りなく増大する。
導関数の定義に立ち返って結論する。 は上で微分可能であり導関数がに向かうので、平均値の定理により差分商も発散せざるを得ない。よって左微分係数はであり、有限の導関数は存在しない:
幾何的には、グラフはそこで垂直な接線をもつ。
局所展開でも確かめる。 ランデンの恒等式から、として
での数値では、この展開が、真の値がである ✓。悪さをしているのはの項であり、その導関数が発散することが、微分可能性の破綻を別の方向からも裏づけている。
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