次の不定積分を求めよ。
積の形を見抜き、多項式が縮むように を選ぶ。 被積分関数は多項式と指数関数の積で、これは部分積分の典型的な合図である:
、 と選ぶ。理由は、 を微分すると次数が下がる一方、 は積分しても変わらないからである。つまり公式を1回使うたびに、計算できる積分へ確実に近づいていく。逆に選ぶ()と次数が に上がり、かえって悪くなる。
公式の1回目の適用。 、 とすると 、 なので、
残った積分は同じ形で、 が に変わっている。狙い通り次数が1つ下がった。
2回目の適用、 に対して。 、 とすると 、:
一般に には 回の適用が必要である。1回ごとに次数が1つ下がるからである。ここでは なので、ちょうど2回になる。
代入し戻して整理する。 2つ目の結果を1つ目に入れると:
共通因子 をくくり出すと、すっきりした形になる:
定数 を忘れないこと。付けるのは最後に1度だけで、1回ごとに付けるのではない。
答えを微分して検証する。 不定積分ではこの検算がつねに使える。積の微分法により、
1次の項が打ち消し合い、もとの被積分関数がぴたりと戻ってくるので、この原始関数は正しい。
再利用できるパターンとして押さえる。 符号が交互に現れるこの構造は一般化できる:
ならこれは となり、いま導いたものと一致する。これを知っていれば、 を3回も計算し直さずに書き下せる。
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