次の重積分を計算せよ。
積分の順序を に選ぶ。 領域は下を 、上を曲線 で挟まれ、 は固定された区間 を動く。この記述はすでに「 の範囲は定数、 の範囲は関数」という形になっているので、先に で積分すれば手間はかからない:
順序を逆にすると を逆に解き、領域を で分割する必要があり、はるかに面倒である。
を定数とみて内側の積分を実行する。
外側の積分を厄介にしているのはこの3乗なので、次にそれを片づける。
3倍角の公式で を1次に落とす。 から が得られる。サインの累乗は を掛けたまま直接積分できないが、単独のサインなら部分積分で扱えるので:
それぞれを として部分積分する。 より:
より:
ここで 、 を使った。
まとめて検算する。
を 上で数値積分すると となり、 と一致する。 上ではどこでも かつ なので、結果が正になるのは当然である。
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