次を求めよ。
直交座標では手も足も出ない理由を見る。 と のままだと内側の積分は になるが、その原始関数は初等関数では書けない。被積分関数も領域も原点からの距離だけで決まるので、ここでの極座標は単に便利なのではなく——問題を解けるものにする鍵である。
被積分関数・領域・面積要素をまとめて変換する。 、 とすると:
なので
となる。ヤコビアンから出る余分な こそが仕掛けのすべてである。 置換にちょうど必要な因子になっている。
で動径方向の積分を実行する。 とおくと 、すなわち であり、 は から まで動く:
角度について積分する。 動径方向の結果は定数であり、1 周分は を寄与する:
数値で評価し、上下から挟んで確認する。
単位円板の上で被積分関数は(縁での) から(中心での) まで動き、円板の面積は である。よって積分値は と の間になければならず、 はそのとおりである 。同じ計算を まで広げると が得られ、これが を支える古典的な結果である。
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