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Calculus · real student question

遅延微分方程式 f′(x) = f(x − 1) の指数関数解を求めよ。

Question

次の指数関数解を求めよ。

f′(x)=f(x−1)f'(x)=f(x-1)

Step-by-step solution

  1. この方程式が普通でない点に注目する。 xx における微分係数が 1 単位前の値で決まっているので、これは常微分方程式ではなく遅延微分方程式である。指数関数を試す手は依然として有効だが、得られる特性方程式は多項式にならない。

  2. f(x)=erxf(x)=e^{rx} を代入する。 すると f′(x)=rerxf'(x)=re^{rx} であり、遅れた項には定数倍がつく:

    f(x−1)=er(x−1)=e−rerxf(x-1)=e^{r(x-1)}=e^{-r}e^{rx}

  3. erxe^{rx} を約分して特性方程式を得る。

    rerx=e−rerx⟹r=e−r⟹rer=1re^{rx}=e^{-r}e^{rx}\quad\Longrightarrow\quad r=e^{-r}\quad\Longrightarrow\quad re^{r}=1

  4. rer=1re^r=1 をランベルト W 関数で解く。 定義により WW は w↦weww\mapsto we^{w} の逆関数なので

    r=W(1)≈0.5671432904r=W(1)\approx 0.5671432904

    この数はオメガ定数と呼ばれる。初等的な閉じた形は存在せず、それが遅延方程式の特徴でもある。

  5. 解を書き、分枝が無限にあることに触れる。 実数の指数関数解は

    f(x)=CeW(1)x≈Ce0.567143xf(x)=Ce^{W(1)x}\approx Ce^{0.567143x}

    であり、rer=1re^r=1 は無限個の複素解 rk=Wk(1)r_k=W_k(1) を持つので、一般形は重ね合わせ f(x)=∑kCkeWk(1)xf(x)=\sum_k C_ke^{W_k(1)x} となる。実数値に保つには共役な複素解の対をまとめればよい。

  6. 定数を数値で検証する。 r=0.5671432904r=0.5671432904 とすると rer=0.5671432904×1.763222834=1.000000000re^{r}=0.5671432904\times 1.763222834=1.000000000 ✓\checkmark、同じことだが e−r=0.567143=re^{-r}=0.567143=r ✓\checkmark である。代入し直しても f′(x)=rCerxf'(x)=rCe^{rx}、f(x−1)=Cerxe−r=rCerxf(x-1)=Ce^{rx}e^{-r}=rCe^{rx} となって完全に一致する。

Answer

f(x)=Cerx with rer=1, i.e. r=W(1)≈0.567143f(x)=Ce^{rx}\ \text{with}\ re^{r}=1,\ \text{i.e. }r=W(1)\approx 0.567143

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