次の積分の収束について論じよ。 のどの値で絶対収束し、どの値で条件収束のみをし、どの値で発散するかを定めよ。
重みが 1 変数だけで決まるように変数変換する。 被積分関数は分母を通してしか を見ていないので、、 とおく。すると でヤコビアンは である。条件 、 は に、 は になるので
積和公式で内側の積分をつぶす。 、 として を使うと となる。 で積分すると、第 1 項からは が、第 2 項からは が出るので
結果を 2 つの振動する尾部に分ける。 代入し直すと 2 次元の収束問題が、同じ標準形をした 2 つの 1 次元広義積分に置き換わった。
各々の尾部にディリクレの判定法を適用する。 部分積分値 と は有界にとどまるので、 は が へ減少するとき、すなわち のとき収束し、 は のとき収束する。効いてくるのは 2 番目の条件のほうである。 では 2 つ目の尾部が となって振動したまま定まらず、 ではその振幅 がむしろ増大する。よって収束するのはちょうど のときである。
絶対収束は別に調べる。 絶対値をとると打ち消し合いが失われる。 は 1 次で増大し、大きな に対して となる。 が各周期にわたって正の平均を持つからである。したがって となり、これが収束するのはちょうど すなわち のときである。
3 通りの結論を組み立てる。 絶対収束には が、単なる収束には が必要なので、 では収束するが絶対収束はせず、 では発散する。
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