が実数の範囲で因数分解できるかどうかを判定せよ。
因数分解の問題を解の問題に置き換える。 2 次式が実係数の 1 次式の積 に分解できるのは、実数解 をもつとき、かつそのときに限る。したがって、因数の組を手当たりしだいに試すまでもなく、判別式だけで決着がつく。
判別式を計算する。 、、 として
符号を解釈する。 なので解の公式には が必要になるが、これは実数ではない。よって実数解は無く、実係数の 1 次式への分解も存在しない。
平方完成でも確かめる。 の項から をくくり出すと、 の半分は なので
となる。最小値は なので放物線は 軸に決して届かない——同じ結論の独立した証明である。
念のため 上で因数分解する。 より なので
となり、 である。解の公式も一致する: ✓——実係数の場合は常にそうであるように、共役な組になっている。
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