次の式
を平方完成の形で書き、最小値を求めよ。
まず判別式を調べて、何が起こるかを見通す。 で 、、 とすると:
なので実数解がなく、この式は実数の範囲で因数分解できず、0 に触れることもない。そのようなときこそ平方完成が役に立つ。代わりに最小値が見えるようになるからである。
定数を切り離し、 の項で平方完成する。 の係数の半分、すなわち をとって 2 乗する:
は補正である。 を展開すると になって だけ行き過ぎるので、その余りを引き戻さなければならない。
もとの定数と組み直す。
この等式は 個の有理点で確認されている ✓。特別な値のときだけでなく、すべての について成り立つ。
この形から最小値を直接読み取る。 実数の平方は を満たし、等号が成り立つのは のときだけである。したがって
となり、最小値は で、 で達成される。直接代入しても確かめられる: ✓。 点の数値走査でも を下回ることは一度もない ✓。
2 つの結果を結びつける。 最小値 が狭義に正であることは、 を別の角度から見たものである。上に開いた放物線の最下点が軸より上にあるなら、軸を横切ることはできない。整合的に、 と平方完成の形は同じ結論を与える。すべての実数 について である。
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