次の式を考える。
この方程式に整数解はあるか。また実数の解集合を記述せよ。
係数の最大公約数を計算する。 、 なので
である。左辺の各項はすべて の倍数なので、整数 をどう選んでも左辺全体は の倍数になる。
右辺に整除条件を当てはめる。 1 次不定方程式 が整数解をもつのは、 が を割り切るとき、かつそのときに限る。ここでは
なので となり、最大公約数の条件が満たされない。
結論:整数解は存在しない。 左辺は 、右辺は なので、どんな整数の組もこの方程式を満たせない。ここで「両辺を 5 で割る」ことは できない 点に注意する—— は整数ではないので、 と書くのは知らぬ間に別の問題にすり替えることになる。
代わりに実数の解集合を記述する。 上では未知数 3 つに対して式が 1 本なので、解は 内の平面をなす。 について解けば媒介変数表示
が得られる。自由な媒介変数が 2 つあり、平面として予想どおりである。
代表点で確かめる。 とすると となり、 である。、 とすると となり、 である。どちらの も整数ではなく、5 を法とする障害と整合する。
どんなときなら整数解が存在するか。 右辺が や ——つまり の倍数——なら最大公約数の判定を通り、整数解が存在する。たとえば は格子点がどれほど近くまで来ているかを示している。整数解を排除しているのは、まさに というこの値である。
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