次の両方の不等式を同時に満たす実数 の範囲を求めよ。
合わせる前に、それぞれの不等式を単独で解く。 不等式の連立は共通部分なので、方針は「各式の解集合を求め、その両方に入る だけを残す」ことである。まず 1 つ目を因数分解する。
境界の値は と である。
放物線の形から 1 つ目の解集合を読み取る。 最高次の係数は なので放物線は下に凸であり、軸より下に沈むのは 2 解の狭義の間だけである。
2 つ目の不等式を因数分解して解く。 積が 、和が になる組を探すと と である。
境界の値は と である。今度は式が軸より上にある範囲がほしく、下に凸の放物線ではそれは 2 解の外側である。
2 つの集合の共通部分をとる。 候補となる値は にあり、かつ にもなければならない。
である。 より小さい数はすでに より小さいからである。また
である。 は の手前で止まり、もう一方はそのすぐ先から始まるからである。共有する境界 はどちらの不等式も等号を含まないので除外され、共通部分を救うことはできない。
結論を述べる。 両方の不等式を満たす実数は存在しないので、解集合は空である。
から まで 刻みで を走査しても、両方の条件を通る値は 1 つも見つからず、この結果と一致する。
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