組立除法で を で割れ。商と余りを述べよ。
除数から の値を読み取る。 組立除法が使えるのは除数が の形に書かれているときだけで、隅に置く数はその除数の解であって、式に見えている数ではない。ここでは なので
である。 に印字されたマイナスにつられて を使うのがよくある取り違えである。代わりに剰余の定理で確かめればよい。余りは に等しくなければならず、 で、表もこの値を出すはずである。
係数を次数の高い順に並べ、欠けている冪には 0 を入れる。 では から までのすべての冪が現れているので、埋める必要はない。
誤りが入り込むのはたいていこの手順である。冪が欠けている場合は で枠を確保しなければならず、そうしないと以降の掛けて足す操作がすべて 1 列左にずれてしまう。
掛けて足す操作を回す。 先頭の をそのまま下ろし、書いたばかりの数に を掛けて次の係数に足す、を繰り返す。
具体的には で 、次に で 、次に で となる。
下の行を読み解く。 最後の値が余りで、その左に並ぶのが商の係数である。1 次式で割ったので次数は 1 つ下がる。
真ん中の列の は飾りではない—— の係数であり、だからこそ商に 1 次の項がないのである。
掛け戻して確かめる。 余りが ということは割り切れたということなので、除数と商の積は元の 3 次式を再現しなければならない。
余りが消えたことで因数分解もできたことになる。 はさらに に分かれるので となり、解は (重解)と である。
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