を で組立除法により割れ。除数が最高次係数 1 でないことに注意し、商と余りを述べよ。
そのままでは組立除法が使えない理由を押さえる。 この方法は の形、すなわち最高次の係数がちょうど の除数のために作られている。ここでの除数は なので、まず最高次の係数をくくり出す。
この書き換えがすべての鍵である。最高次係数 1 の部分 で表を使って割り、そのあとで因子 の分を処理すればよい。
として で割る。 欠けている の項を 0 で埋めると、係数は になる。
したがって であり、余りは と一致する。
商だけを——余りではなく—— で割る。 なので、 に対する商は先ほどの商を で割ったものである。
余りには手を付けない。この非対称さこそ人が間違えるところである。除数を定数倍すると商は逆数倍になるが、余りは変わらない。余りは点 に結びついた定数だからである。
割り算の結果を述べ、余りが正当であることを確認する。 まとめると
となる。余り は次数 で除数の次数より低いので、この割り算は完了している。
展開して検算する。 右辺を項ごとに掛け合わせると
となる。足し合わせると の項が消え、 となって が残り、余り を加えると定数項は になる。したがってこの等式は を再現する。
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