次を解け。
まずかっこの中を整理する。 展開する前に定数どうしをまとめる——きれいな二次式になるか、うっかりミスを招くかの分かれ目である。
この形は周の長さと面積を扱う問題に典型的である。一辺が 、もう一辺が で、その積を にしたい、という設定にあたる。
展開してすべてを片側に寄せる。
方程式を整える。 を掛けてから で割る。
どちらの操作も方程式に対しては正当である(不等式なら を掛けた時点で不等号が反転するのとは事情が違う)。
判別式を計算する。 、、 とすると
となる。判別式が負なので実数解は存在しない——放物線 はゼロに届かないのである。
それが具体的に何を意味するかを説明する。 の最大値は中点 でとり、そのときの積は である。 なので目標値はそもそも手の届かないところにある。実数の で積を にすることはできない。 という不足分こそ、負の判別式が符号化しているものである。
複素数の解を示す。 の範囲では
となる。
検証する。 から までの実数 を 点走査しても を満たすものは 1 つも見つからない ✓。複素数の 2 解を に代入すると の精度で が返る ✓。また 2 解の和は 、積は である ✓。
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