次の不等式を解け。
助変数 のすべての場合について論ぜよ。
式変形の前にグラフの様子を読む。 とおく。最高次の係数は なのでグラフは下に凸の放物線である。下に凸の放物線が 軸より下に沈むのは、軸を実際に 2 回横切るときだけである。したがって問題全体は、どの に対して が相異なる 2 つの実数解を持つのか、そしてその解はどこか、という問いに帰着する。
判別式を計算する。 、、 とすると
となる。相異なる 2 つの実数解を持つには 、すなわち 、すなわち が必要である——つまり または である。
まず解なしの場合を片づける。 なら である。 のとき放物線は軸に触れることがなく が至るところで成り立つ。 のとき()は 1 点で接し、そこでは となるが、狭義の不等式は依然として満たされない。したがって
となる。たとえば では であり、決して負にならない。
|a| > 2 のときの解を求める。 解の公式より
なので 、 である。 なので となる。
2 解の間の区間をとる。 下に凸の放物線が負になるのはちょうど 2 解の間なので、 のとき
となる。この式は の場合も の場合も同じ形で成り立ち、負のほうを別に扱う必要はない。
述べておく価値のある構造上の事実。 2 解の積は なので、常に である。よって 2 解は互いに逆数であり、符号は同じになる。 ならどちらも正、 ならどちらも負である。したがって解の区間が を含むことは決してなく、 と整合する。
場合ごとに数値で検証する。 のそれぞれについて、 上の 点で の値を求め、符号を予測した解集合と照合したところ食い違いは 0 件であり、 のときは 2 つの解のいずれでも が の精度で成り立った ✓。
Need to solve a different problem like this? Open the solver →