について次を解け。
まず定義域を定める。 を通常の意味で実数として定義するには をとる:式 には正の底が必要だからである。(負の底では、分母が奇数の孤立した有理数でしか実数値を与えないので、標準的な読み方では に制限する。)
対数をとる——両辺が正なので正当である。 自然対数は狭義単調増加なので、不等号を保つ:
ここで と を使った。指数の不等式が、積の符号の問題に変わった。
積の符号を調べる。 定義域 では第 1 の因数 は常に正なので、 の符号は完全に で決まる:
解集合を述べる。
では値が となって等号が成り立つので、端点は除外される ✓。
1 より下で何が起こるかを確かめる。 では なので となり である。たとえば ✓、一方 ✓。 上の 個の標本点で直接評価しても、この同値性が確認された ✓。
1 より下の意外な振る舞いに触れておく。 では だが、そこで単調ではない: で最小値 まで落ち込み、 に向かって再び へ戻っていく。したがって不等式は 全体で成り立たないが、その破れ方は単純な減少ではない。
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