次を解け。
すべての有理数の候補を試す。 有理根定理より、あり得るのは の約数だけである:
どれもゼロにならないので、この 3 次式は 上既約であり、見ただけで厳密に因数分解する道は無い。
唯一の実数解を挟み込む。 3 次方程式には必ず実数解が少なくとも 1 つある。符号の変化
が解を に固定する。さらに の判別式は なので が至るところで成り立ち、 は狭義単調増加である。したがって実数解はちょうど 1 つである。
ニュートン法で精密化する。 から を反復すると、速やかに
に収束する。40 桁の作業精度では残差は を下回る。( のような粗い推定値で止めてしまうのがよくある誤りである。そこでは であって ではない。)
実数解を割り出す。 による組立除法を行うと、余り無しで 2 次式
が残る。ここで係数はそれぞれ と である。
2 次方程式を解いて共役な複素数解を得る。 その判別式は負である:
解と係数の関係で照合する。 3 つの解は和が 、積が にならなければならない:
どちらの等式も閉じており、反復計算とは独立に数値が裏づけられる。
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