次の式を
因数分解せよ。または有理数の範囲での因数分解が存在しないことを証明せよ。
候補の一覧を絞り込む。 最高次の係数が 、定数項が なので、有理数解 は かつ を満たす。生き残る候補は 2 つだけである:
両方を試す。 とおくと:
どちらも解ではないので、 は有理数係数の 1 次因子をもたない。
3 次式ならそれで決着がつく理由を説明する。 体の上で 3 次の多項式を因数分解すると、必ず 1 次の因子が含まれる( の分け方は か しかない)。有理数係数の 1 次因子をすべて排除したので、 は 上で既約である。
組分けもうまくいかないことを示す。 自然に 2 項ずつ組にすると
となるが、括弧 と は異なるので、共通の 2 項式をくくり出せない。組分けが成功するのは 2 つの括弧が一致するときだけであり、 ではそれが起こる。
念のため、ただ 1 つの実数解を数値的に押さえる。 、 なので、実数解は の近くにある。残る 2 つの解は共役な複素数の組である。この解は無理数なので、有理数係数の因子を与えることはできない 。
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