不等式 を解け。
やみくもに因数分解する前に完全平方を探す。 両端の項は平方で 、 であり、中央の項は である。これはまさに の形なので
念のため判別式を確かめる。 である。判別式が 0 とは重解をもつということで、これはこの二次式が唯一の解 をもつ完全平方であることの言い換えにほかならない。
平方の符号の性質を使う。 任意の実数 に対して である。実数の平方は 0 にはなれても、真に負になることは決してないので、 という要求は決して満たされない。
解集合が空であると結論する。 幾何的には、放物線は下に凸で において 軸に接するだけで、その下に潜ることが一度もない。
等号の有無で答えがどう変わるかを並べておく。 の解は ただ 1 つ、 の解は を除いたすべて、 はすべての実数 で成り立つ。空集合になるのは等号を含まない のときだけである。
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