次の解集合を求めよ。
ここで は実数の定数である。
まず退化した場合 a = 0 を切り離す。 の係数がパラメータそのものなので、この不等式はつねに 2 次とは限らない。 なら 1 次不等式に退化する:
解集合は である。以降の場合はすべて を仮定する。
判別式を計算し、それが完全平方であることに気づく。 のとき、
である。どの実数 に対しても なので、この 2 次式はつねに実数解を持ち、「実数解なし」の分岐は不要である。これがこの問題を支える構造上の要点である。
2 つの解を厳密に取り出す。
つまり一方の解はどの に対しても に固定され、もう一方が とともに動く。したがって
であり、展開し直せば ——もとの式に戻る。
場合 a > 0:放物線は下に凸。 このとき なので解の順序は であり、式が非負になるのは解の外側である:
場合 a < 0:放物線は上に凸なので、2 つの解の大小を比べる。 今度は式が非負になるのは解のあいだであり、 と の順序は による。 なので:
真ん中の場合は見落としやすい。 では 2 つの解が合流し、解集合は 1 点に縮む。
答え全体をまとめる。
で抜き取り検査すると、不等式は すなわち となり、予測どおり または が得られる。
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