次の不等式を解け。
不等式に手を付ける前に定義域を確定する。 対数の真数は正でなければならない:
以下の議論はすべて の中で行い、その外の候補は自動的に捨てる。
も不等号の向きも の符号に依存するので、 の符号で場合分けする。 とおく。不等式は である。 で割るのが自然な手だが、 の符号は が何になるかと同時に不等号が反転するかどうかも決めるので、、、 の 3 つの場合を別々に扱わなければならない。
場合 。 ここでは であり、正の数 で割っても向きは変わらない:
底 は より小さいので は減少関数である。よって は に反転する。したがって
と合わせると となる。
場合 。 いま であり、 を負の数 で割ると不等号が反転する:
ふたたび が減少関数であることを使うと、 は になる:
このような はすべて負で定義域の中にあるので、半直線 全体が解になる。
場合 —— 飛ばしてはいけない。 そのまま代入すると 、 なので、不等式は となり成り立つ。孤立点 はどちらの区間にも属さないが正真正銘の解であり、 で不用意に割ると失われるのがまさにこの点である。
まとめて端点を検算する。 解集合は
2 つの境界の点を確かめる。 では 、 なので左辺は となり等号が成り立つ。 では 、 なので左辺は で、ここでも等号が成り立つ。除外された領域の値、たとえば では となり より小さいので、正しく除かれている。
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