不等式
を解き、解集合を区間で表せ。
積を展開してはいけない。 不等式はすでに因数分解された形で、それこそが欲しい形である。展開すると になるが、これでは符号について何も分からない。積の符号は、負の因子がいくつあるかで決まるので、因数分解の形を保ったまま因子を 1 つずつ調べる。
各因子の零点を求める。 それぞれの因子を とおくと
積の符号が変わりうるのはこの 3 点だけである。連続関数が負から正に移るには、必ず を通らなければならないからである。
数直線を 、、 で分ける。 3 つの零点は実数直線を 4 つの開区間に切り分ける:
各区間の内部では積の符号が一定なので、テスト点 1 つで区間全体が決まる。
各区間でテスト点を 1 つ試す。 数値そのものではなく、各因子の符号を記録する:
| 区間 | テスト | 積 | |||
|---|---|---|---|---|---|
負が 3 つなら積は負、負が 2 つなら積は正。規則はこれだけである。
符号が交互になることに注目する。 各因子が 1 乗で現れる(すべて単純な零点)ので、零点ごとに符号が反転する。すべての因子が正である右端から左へ進むと、符号は と並ぶ。右端の区間の符号さえ分かれば、あとは何も代入せずに埋められる。上の表はその確認にすぎない。
積が負になる区間を集め、端点を除く。 積が負になるのは と である。不等号は等号を含まないので、積が になる( 未満ではない)、、 は除外する:
検算: では 、 では 、一方 では となり、予想どおりである。
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