微積分は難しそうだという評判がありますが、微分の中心にある考え方は実はシンプルです。何かがどれくらい速く変化しているか? ということです。このガイドでは微分をゼロから組み立てます。まず幾何学的なアイデアとして、次に正確な定義として、最後に機械的に適用できる公式の道具箱として説明します。読み終えるころには、任意の多項式・指数関数・三角関数を紙の上で微分でき、その結果を私たちの無料の微分計算機で確認できるようになっているはずです。
微分とは直感的に何か?
車を運転していると想像してください。スピードメーターは瞬間の速さ、つまり今この瞬間に位置がどれくらい速く変化しているかを示します。それがまさに微分が捉えるものです。すなわち、ある量の別の量に対する変化率を、ある一瞬において表したものです。
幾何学的には、点 x0 における f(x) の微分は、曲線 y=f(x) の x=x0 における接線の傾きです。傾きが急であれば変化が速く、傾きが平らであれば変化が遅く、傾きがゼロであれば一瞬の山・谷・停止点を意味します。
極限による定義
正式な定義に極限を使うのは、2 点の間隔をゼロに縮めたときにどんな傾きが得られるかを問うているからです。
f′(x)=limh→0hf(x+h)−f(x)
まず (x,f(x)) と (x+h,f(x+h)) を結ぶ割線の傾きから始め、次に h を 0 に向けて縮めていきます。その極限(存在する場合)が接線の傾きです。
極限の定義を使った例題
f(x)=x2 の微分を第一原理から求めます。
- f(x+h)=(x+h)2=x2+2xh+h2 を計算します。
- 差分商を作ります:hf(x+h)−f(x)=h2xh+h2=2x+h。
- h→0 の極限をとります:f′(x)=2x。
したがって、任意の x における y=x2 の傾きは単に 2x です。x=3 では傾きが 6、x=−1 では傾きが −2、x=0 では傾きが 0(放物線の頂点)になります。
実際に使う 4 つの公式
すべての微分を極限の定義から行うのは骨が折れます。その代わりに、数学者たちは少数の公式を一度だけ証明しました。あなたはそれを機械的に適用するだけです。
1. べき乗の公式
任意の実数の指数 n について:
dxd(xn)=nxn−1
例:dxd(x5)=5x4、dxd(x1/2)=21x−1/2、dxd(1/x)=dxd(x−1)=−x−2。
2. 和・差・定数倍
dxd(c⋅f(x)±g(x))=c⋅f′(x)±g′(x)
微分は線形です。各項を独立して扱い、定数は前にくくり出します。
3. 積の公式
dxd(f(x)g(x))=f′(x)g(x)+f(x)g′(x)
2 つの関数の掛け算? それぞれを順番に微分します。
4. 連鎖律(合成関数の微分)
連鎖律は合成 f(g(x)) を扱います:
dxdf(g(x))=f′(g(x))⋅g′(x)
言葉でいえば:外側の関数を内側の関数で評価して微分し、それに内側の関数の微分を掛けます。連鎖律はミスの最大の原因です。ある関数が別の関数の中にあるのを見かけたら、必ず慎重に進めましょう。
完全な例題
h(x)=(3x2+1)4 を微分します。
- 外側の関数は u4 です(u=3x2+1)。u に関するその微分は 4u3 です。
- 内側の関数は 3x2+1 です。その微分は 6x です。
- 連鎖律を適用します:h′(x)=4(3x2+1)3⋅6x=24x(3x2+1)3。
もし先に (3x2+1)4 を展開しようとすれば、5 分間の代数計算を費やすことになります。連鎖律なら 3 行で終わります。
覚えておく価値のあるよく出る微分
| 関数 | 微分 |
|---|
| sin(x) | cos(x) |
| cos(x) | −sin(x) |
| tan(x) | sec2(x) |
| ex | ex |
| ln(x) | 1/x |
| ax | axln(a) |
この 5 つは STEM の学生にとって必須です。フラッシュカードが効果的です。
よくある間違い
- 連鎖律を忘れる:dxdsin(2x)=2cos(2x) であり、cos(2x) ではありません。
- 定数を変数として扱う:dxd(π2)=0 であり、2π ではありません。π は数です。
- 記号を省く:あとで値を代入する必要があるのに f′(x) ではなく f′ と書いてしまう。最後の瞬間まで x を見えるようにしておきましょう。
- 括弧の付け間違い:dxd(sinx)2 と dxdsin(x2) は別の関数です。括弧は命を救います。
次に進むべきところ
微分に慣れたら、自然な次のステップは次のとおりです:
- 陰関数微分:x2+y2=25 のように y が x の関数だが明示的に与えられていない方程式を微分します。
- 関連変化率:微分を現実世界の変化率に応用します(壁を滑り落ちるはしご、円錐を満たす水)。
- 最適化:微分を使って関数の最大値・最小値を求めます。
- 積分:逆の演算で、f′ から f を復元します。私たちの積分計算機を参照してください。
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