次のそれぞれが実数 について成り立ちうるかを判定せよ。
a. b. c. d.
e. f. g. h.
8 つの主張を 2 種類に分ける。 (a)、(b)、(e)、(h) では未知数が関数の 中 にあるので、問題は与えられた出力が関数の値域に入るかどうかである。(c)、(d)、(g) では未知数が 出力 なので、問題はその入力で関数が定義されるかどうかである。(f) は逆関数の値域についての問いである。
(a)、(e)、(h) には正弦と余弦の値域を使う。 すべての実数 について
が成り立つ。よって は成り立ちえず、 も成り立ちえない。一方 は成り立ちうる(たとえば )。
(b) には正接の値域を使う。 は各分枝ですべての実数値をとるので は成り立ちうる。 が該当し、 も同様である。
(c)、(d)、(g) では余接と余割が発散する場所を調べる。 どちらも分母に をもつ。
、 なので、、、 の 3 つはいずれも定義されない——順に 、、 である。定義されない式に等しい実数 は存在しないので、(c)、(d)、(g) は成り立ちえない。
(f) では逆正割の値域を調べる。 逆正割は値域 で定義される——値 は意図的に除かれている。 が定義されないからである。よって は成り立ちえない。
判定をまとめる。 成り立ちうる:(b) と (h)。成り立ちえない:(a)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)。覚えておく価値のある型は、有界な関数は大きさで破綻し、逆数の関数は分母が 0 になるところで破綻する、ということである。
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