人の顧客を対象にした調査で、年齢が次のように記録された。
テューキー法で四分位数 と を求め、電卓や表計算ソフトが中央値を各半分から除いて報告する値と比べよ。
データを並べ替える。どの四分位数の定義も位置についての規則なので、まず順序である。
中央値を求める。 (奇数)なので中央値はただ1つの真ん中の値で、位置は 番目である:
ここが2つの流儀の分かれ道である。中央値が実際のデータ値なので、それを下側の半分に入れるのか、上側に入れるのか、両方か、どちらでもないのか、という選択が本当に生じる。
テューキーの規則を適用する:中央値は両方の半分に入れる。 テューキーのヒンジは、全体の中央値を含めた下半分と上半分の中央値として定義される。したがって下半分は最初の 個、上半分は最後の 個になる:
どちらの半分も個数が奇数なので、ヒンジはやはり真ん中のただ1つの値、 個中 番目である:
多くの電卓や表計算ソフトが使う排他的な流儀と比べる。 中央値を両方の半分から落とすと各側に 個ずつ残るので、どちらの四分位数も隣り合う2つの値の平均になる:
どちらの答えも「正しい」。計算が違うのではなく定義が違うのである。両者が食い違うのは が奇数のときだけで、それはデータ値がちょうど中央値の位置に座る唯一の場合だからである。
それぞれの規則で四分位範囲を計算し、その影響を確認する。
中央値を含めると2つのヒンジが中央側に引き寄せられるので、テューキーの規則で得られる IQR はつねに同じか小さくなる。IQR に基づくもの、たとえば箱ひげ図のひげや の外れ値の境界も、それに応じてずれる。だから報告書にはどちらの流儀を使ったかを明記すべきである。
境界を計算して実際的な影響を見る。 テューキーの値では外れ値の境界は と 、排他的な値では と になる。このデータでは(最小 、最大 なので)どちらの規則でも 個の年齢のうち外れ値と判定されるものはない。したがってこのデータセットでは流儀の選択が結論を変えないが、裾の長いデータなら簡単に変わりうる。
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