Statistics · real student question

N = 8 の標本で ΣX = 48、ΣX^2 = 351 である。母平均 2.00 に対して検定し、t 値、帰無仮説を棄却するかどうか、効果量を求めよ。

Question

N=8N=8 の標本について

X=48,X2=351\sum X=48,\qquad \sum X^{2}=351

である。μ0=2.00\mu_0=2.00 に対して両側の1標本 tt 検定を行い、tt 値、帰無仮説についての判断、効果量の指標を報告せよ。

Step-by-step solution

  1. 標本平均は和からそのまま求まる。

    Xˉ=XN=488=6\bar X=\frac{\sum X}{N}=\frac{48}{8}=6

    tt 検定に生データは必要ない。NNX\sum XX2\sum X^{2} が、検定に使う情報をすべて持っている。

  2. 平方和の計算用公式を使う。 定義通りの (XXˉ)2\sum(X-\bar X)^2 では個々の得点が必要になるが、代数的に等しい次の形なら不要である:

    SS=X2(X)2N=3514828=351288=63SS=\sum X^{2}-\frac{\left(\sum X\right)^{2}}{N}=351-\frac{48^{2}}{8}=351-288=63

    s2=SSN1=637=9s=3s^{2}=\frac{SS}{N-1}=\frac{63}{7}=9\qquad\Longrightarrow\qquad s=3

    NN ではなく N1N-1 で割ることが s2s^2 を母分散の不偏推定量にしており、同時に自由度を 77 に定めている。

  3. 標本標準偏差を標準誤差に直す。 検定統計量は、標本平均がどれだけばらつくかを単位として、平均と μ0\mu_0 を比べる:

    SE=sN=38=32.8284=1.0607SE=\frac{s}{\sqrt N}=\frac{3}{\sqrt 8}=\frac{3}{2.8284}=1.0607

  4. tt 統計量を計算する。

    t=Xˉμ0SE=621.0607=3.771(df=N1=7)t=\frac{\bar X-\mu_0}{SE}=\frac{6-2}{1.0607}=3.771\qquad(df=N-1=7)

    選択肢の中に 3.773.77 に近い値がなければ、正しい答えは「該当なし」である。丸めて隣の選択肢に寄せてはいけない。

  5. 自由度7での棄却限界値と比べる。 両側検定の棄却限界値は

    t.05=2.365,t.01=3.499,t.001=5.408t_{.05}=2.365,\qquad t_{.01}=3.499,\qquad t_{.001}=5.408

    である。3.7713.7712.3652.3653.4993.499 を上回るが 5.4085.408 は超えないので、帰無仮説は有意水準 .05 と .01 では棄却され、.001 では棄却されない。正確な両側 pp 値は 0.00700.0070 で、.01.01.001.001 の間にあり、この比較の予測どおりである。

  6. 有意性だけでは分からない効果量を報告する。 1標本検定では、Cohen の dd が標準偏差を単位とした隔たりを表す:

    d=Xˉμ0s=623=1.33d=\frac{\bar X-\mu_0}{s}=\frac{6-2}{3}=1.33

    通常の目安(0.20.2 が小、0.50.5 が中、0.80.8 が大)に照らすと、これは大きな効果である。dd が使うのは SESE ではなく ss であることに注意したい。33 ではなく 1.06071.0607 で割ってしまえば、それは tt 値を再現するだけである。

Answer

t=3.77 (df=7), 有意水準 .05 と .01 で H0 を棄却、d=1.33t=3.77\ (df=7),\ \text{有意水準 .05 と .01 で }H_0\text{ を棄却}\text{、}d=1.33

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