Statistics · real student question

あるメールシステムでは全メールの20%がスパムである。スパムの70%に「当選」という語が含まれ、正常なメールでは12.5%にしか含まれない。「当選」を含むメールが届いたとき、それがスパムである確率を求めよ。

Question

あるメールシステムでは全メールの 20%20\% がスパムである。統計によると、スパムメールの 70%70\%当選 という語が含まれるのに対し、正常なメールでは 12.5%12.5\% にしか含まれない。

当選 という語を含むメールが1通届いた。それがスパムである確率はいくらか。

Step-by-step solution

  1. 事象に名前を付け、与えられた数値を整理する。 GG を「そのメールはスパムである」、NN を「そのメールは正常である」、LL を「そのメールに 当選 という語が含まれる」とする。与えられているのは

    P(G)=0.2,P(N)=0.8P(G)=0.2,\qquad P(N)=0.8
    P(LG)=0.7,P(LN)=0.125P(L\mid G)=0.7,\qquad P(L\mid N)=0.125

    向きに注意したい。与えられているのはクラスが分かったときのの確率だが、問われているのはが分かったときのクラスの確率である。条件付き確率の向きを逆にすることこそ、ベイズの定理の役割である。

  2. 求める量についてベイズの定理を書く。

    P(GL)=P(LG)P(G)P(L)P(G\mid L)=\frac{P(L\mid G)\,P(G)}{P(L)}

    分子はスパムでありかつその語を含む確率、分母はメール全体の中でその語を含む確率である。

  3. 分母は全確率の定理から求める。 すべてのメールはスパムか正常のどちらかなので、この2つの場合が標本空間を分割する:

    P(L)=P(LG)P(G)+P(LN)P(N)=0.7×0.2+0.125×0.8P(L)=P(L\mid G)P(G)+P(L\mid N)P(N)=0.7\times 0.2+0.125\times 0.8
    P(L)=0.14+0.10=0.24P(L)=0.14+0.10=0.24

    つまり約4通に1通がこの語を含む。しかもその大半は、はるかに数の多い正常メールから来ている。

  4. 代入して既約分数まで整理する。

    P(GL)=0.140.24=1424=7120.5833P(G\mid L)=\frac{0.14}{0.24}=\frac{14}{24}=\frac{7}{12}\approx 0.5833

  5. 結果の意味を読み、検算する。 この語が現れることで、スパムである確率は事前確率の 20%20\% から約 58.3%58.3\% まで上がる。強い証拠ではあるが確定にはほど遠い。そもそも正常メールの方が4倍多いからである。分かりやすい検算として、仮に 10001000 通あるとすると、200200 通がスパムでうち 140140 通がこの語を含み、800800 通が正常でうち 100100 通が含む。この語を含む 240240 通のうち 140140 通がスパムなので 140/240=7/12140/240=7/12 となり、公式と一致する。

Answer

P(スパム語を含む)=71258.33%P(\text{スパム}\mid \text{語を含む}) = \frac{7}{12} \approx 58.33\%

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