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Physics · real student question

2 種類の炭素繊維積層板が、同じ繊維(E11 = 132.4 GPa)で作られている。積層板 1 は 8 層で積層構成 0/-45/+45/0/0/+45/-45/0、積層板 2 は 10 層で積層構成 +45/-45/+45/-45/0/0/-45/+45/-45/+45 である。ハートスミスの 10 パーセント則を用いて、積層板 1 の剛性が積層板 2 をどれだけ上回るかを求めよ。

Question

2 種類の炭素繊維積層板を検討している。どちらも同じ繊維で作られており、E11=132.4E_{11}=132.4 GPa である。

  • 積層板 1:88 層、積層構成 0/−45/+45/0/0/+45/−45/00/-45/+45/0/0/+45/-45/0。
  • 積層板 2:1010 層、積層構成 +45/−45/+45/−45/0/0/−45/+45/−45/+45+45/-45/+45/-45/0/0/-45/+45/-45/+45。

ハートスミスの 10%10\% 則を用いて、積層板 1 の剛性が積層板 2 をどれだけ上回るかを GPa 単位で小数第 2 位まで求めよ。

Step-by-step solution

  1. 規則を述べ、軸外層の寄与を一度だけ計算する。 ハートスミスの 10%10\% 則では、0∘0^\circ 層はその E11E_{11} をまるごと寄与し、軸外の層はその 10%10\% を寄与する。どちらの積層板も同じ繊維を使っているので

    0.10E11=0.10×132.4=13.24 GPa0.10E_{11}=0.10\times 132.4=13.24\ \text{GPa}

    が軸外層 1 枚あたりの寄与となり、これは両方の積層板に共通である。

  2. 積層板 1 の層を数える。 構成 0/−45/+45/0/0/+45/−45/00/-45/+45/0/0/+45/-45/0 は 88 層で、0∘0^\circ にあたるのは第 1,4,5,81,4,5,8 層——すなわち軸方向が 44 枚、軸外が 44 枚である。

  3. 積層板 1 の 8 層で平均する。

    E1=4(132.4)+4(13.24)8=529.6+52.968=582.568=72.82 GPa.E_{1}=\frac{4(132.4)+4(13.24)}{8}=\frac{529.6+52.96}{8}=\frac{582.56}{8}=72.82\ \text{GPa}.

  4. 積層板 2 でも数えて平均する。 構成 +45/−45/+45/−45/0/0/−45/+45/−45/+45+45/-45/+45/-45/0/0/-45/+45/-45/+45 は 1010 層で、0∘0^\circ なのは第 55 層と第 66 層だけ——すなわち軸方向が 22 枚、軸外が 88 枚である。

    E2=2(132.4)+8(13.24)10=264.8+105.9210=370.7210=37.072 GPa.E_{2}=\frac{2(132.4)+8(13.24)}{10}=\frac{264.8+105.92}{10}=\frac{370.72}{10}=37.072\ \text{GPa}.

  5. 引き算する。

    E1−E2=72.82−37.072=35.748≈35.75 GPa.E_{1}-E_{2}=72.82-37.072=35.748\approx 35.75\ \text{GPa}.

    ここでは 37.07237.072 を丸めずに持ち越すことが効いてくる。各積層板を先に 72.8272.82 と 37.0737.07 に丸めても今回は 35.7535.75 になるが、数値によってはその近道が小数第 2 位を動かしてしまう。

  6. 設計上の教訓を読み取る。 積層板 2 は層数が多いのに剛性はかろうじて半分程度しかない。この規則が捉えているのは荷重方向にそろった層の割合——50%50\% 対 20%20\% ——だからである。軸外層を増やしても、厚さと重さが増えるだけで、荷重方向の剛性には 10 分の 1 しか寄与しない。

Answer

E1=72.82 GPa,E2=37.07 GPa,差=35.75 GPaE_{1}=72.82\ \text{GPa},\quad E_{2}=37.07\ \text{GPa},\quad \text{差}=35.75\ \text{GPa}

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