一方向ガラス繊維積層板に繊維軸からの角度で荷重をかけたときの効率(クレンチェル)係数を求めよ。答えは小数第3位までとする。
クレンチェルの配向係数を思い出す。 繊維がすべて荷重に対して同じ角をなす束では、繊維の軸剛性のうち実際に動員される割合は
である。4乗になるのは恣意的ではない:の1つは加えたひずみを繊維軸へ分解することから、もう1つは生じた繊維力を荷重方向へ分解し直すことから来ている。
電卓を度数法に設定する。 角はラジアンではなくとして与えられている。(ラジアンなら rad であり、誤って rad を使うとがまったく違う値になる。)
余弦を計算する。
4乗する。 2乗して、もう一度2乗する:
よってである。
小数第3位に丸める。
数値の意味を読む。 わずかのずれでも繊維の寄与のおよそが失われ、しかも4乗のせいで損失は急速に増える:でははまで、ではまで落ちる。この鋭い感度こそが、一方向積層で繊維の向きを厳密にそろえる理由である。
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