三角形の2辺の長さが と である。第3辺の長さは
の解である。この三角形の周長を求めよ。
2次方程式を解いて候補を出す。 積が 、和が になる2数を見つけて因数分解する:
どちらも正なので、「長さは正でなければならない」という当たり前のふるいは両方が通ってしまう。この問題が仕掛けているのは、まさにそこである。
2次方程式が知らない制約を思い出す。 3つの正の数が三角形をなすのは、どの辺も他の2辺の和より短いときに限る。既知の2辺が と なので、第3辺 は
を満たさなければならない。
を確かめる。 このとき で、残りの辺より大きいのではなく等しくなってしまう。3つの線分は一直線に並んで面積のない退化した図形になるので、 は除外しなければならない。
を確かめる。 3つの不等式をすべて確認する:、、。すべて狭義に成り立つので、辺が 、、 の本物の三角形が存在する。しかも なので、おなじみの直角三角形である。
周長を計算する。 使える解は1つだけなので、答えも1つである:
「 または 」と答えるのがよくある誤りで、三角不等式を適用せずに両方の解を使ってしまうことから生じる。
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