次の方程式を について解け。
これは の借入を の支払い 回で返済するときの、1 期あたりの利率である。
年金の現在価値の式であることに気づく。 両辺を で割ると標準形が現れる:
すなわち 元金 支払額 年金現価係数()である。式の裏にある金融的な意味を掴んでおくと、純粋な代数だけでは得られない妥当性の検査が手に入る。
計算する前に答えの大きさを見積もる。 支払総額は 、元金は なので、借り手が 12 期のあいだに払う利息はわずか 、元金のおよそ が全期間に分散している。したがって利率は1 期あたりで のごく一部でしかありえず、 近くにはならない。 前後の答えは見ただけで棄却できる: では年金現価係数が与えるローンの価値は にしかならず、 には届かない。
求根問題として定式化する。
と定める。 は自明な根である——利率ゼロなら両辺とも消える——ので、意味があるのはもう一方の符号変化である。実際に評価すると 、 なので、根は の中にある。
二分法で収束させる。 その区間を繰り返し半分にしていくと
すなわち 1 期あたり が得られる。 を走査しても他に符号変化は見つからないので、経済的に意味のある解はこれだけである。
年金現価係数を通して検算する。 とすると
であり、実際 ✓ となる。期が月なら名目年利は 、実効年利は である。
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