次の三重積分を求めよ。
積分限界が退化していることに気づき、その意味を決める。 が にあるとき、指定された の上端 は負であり、下端 より下にある。 についても同様で、上端 は負である。書かれたままの領域は立体としては空なので、この問題は与えられた限界による累次積分として読むことになる。そこでは逆向きの範囲は符号を反転させて寄与する。
z について積分する。 とすると である。代入して展開すると が得られる。
y について 0 から 5 − 5x まで積分する。 原始関数を求めて(負の)上端を代入すると、外側の被積分関数 が得られる。
x について原始関数を求める。 この 4 次式の は である。
x = 1 から x = 2 まで評価する。 両端での原始関数の差は となる。被積分関数 は範囲の大部分で負だが結果は正になる。逆向きの範囲が 2 つあり、符号が 2 度反転するからである。
数値による確認。 同じ累次積分を(内側の逆向きの範囲を書かれたまま保って)数値的に計算すると が返り、 と一致する。
よくある誤答との対比。 この問題については と答える解法がしばしば見られるが、その値は数値検算に耐えない。逆向きの積分限界の符号の扱いは慎重に行う必要がある。
Need to solve a different problem like this? Open the solver →