上で
と定義される関数 のグラフを とする。 で が斜め漸近線をもつことを示し、その方程式を求め、その直線に対する の位置を判定せよ。
まず無限大での振る舞いを確認する。 根号の中身 は最高次の係数が正で判別式が なので、すべての実数 で正であり、 は 全体で定義される。 では中身が なので であり、グラフは上方へ逃げていく。したがってあり得る漸近線は斜めの直線だけである。
根号の中を平方完成する。 の項から をくくり出すと:
であり、 なので
となる。この標準形が決め手で、根号の中に隠れていた1次関数が露わになる。
標準形から漸近線を予想する。
と書くと、 が大きいとき は に比べて無視できるので、 では である。したがって漸近線の候補は
共役をかける手法で証明する。 と置く。これは の形なので、共役を掛けて割る:
分子は定数 のまま、分母は なので、
となる。これはまさに が において の漸近線であることの定義である。
の符号から曲線の位置を読む。 では分母の2つの項がどちらも正なので、
である。したがって であり、曲線は漸近線の上側にあって上から近づき、決して接することはない。
まとめと、もう一方の端について。
数値で見ると 、 で、 のように縮んでいく。 として同じ計算をすれば、 での漸近線は で、やはり曲線はその上側にある。
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