中心が原点にあり、主軸が 軸に沿う双曲線の族について、その微分方程式を求めよ。すなわち
から と を消去せよ。
任意定数の個数から階数を予測する。 この族には独立なパラメータが と の2つある。定数を 個消すには 回微分する必要があるので、答えは2階の微分方程式になる。これを先に知っておけば、どこで微分をやめるべきかが分かる。
で1回微分する。 を の関数とみて、 に連鎖律を使うと:
もとの式の右辺にあった はこれで消えた。 と の間の関係式が1本手に入ったことになる。
もう1回微分する。 を微分し、 に積の微分法を使うと:
2つの関係式を割って、定数を一度に消す。 どちらの式も(何か) =(何か) の形をしているので、1本目を2本目で割ると比 が消える:
ここがこの方法の要点で、 と を別々に解く代わりに、1回の割り算で両方を同時に消してしまえる。
分母を払って微分方程式にする。
あるいは、すべてを片側に寄せて
も も現れないので、この式は族のすべてのメンバーで成り立つ。それこそが「その族の微分方程式」という言葉の意味である。
具体的なメンバーで検証する。 、 とすると であり、 では 、、 となる。すると
両辺が一致する。別の で繰り返しても同じく一致し、定数が本当に消去できていることが確認できる。
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