が 上で単調、非負、かつ非有界であるとする。
が必ず発散することを証明せよ。
単調+非有界から何が従うかを確定させる。 上の単調関数は、単調非減少か単調非増加のいずれかである。 から始まって を保つ非増加関数は に閉じ込められる——つまり有界である。よって非有界という仮定がこれを排除し、 は非減少でなければならず、 となる。
都合のよい閾値を取り出す。 なので、ある が存在して
が成り立ち、 が非減少なので すべての に対して となる。定数 の取り方は任意であり、正の数なら何でもよい。
裾の部分で比較する。 任意の に対し、積分の単調性より
が成り立つ。
T を大きくする。 右辺は なので である。有限な部分 ( は単調なので有界区間 上で可積分であり、これは有限)を足してもその事実は変わらない。
各仮定が必要であることを確かめる。 非有界を外すと結論は成り立たない。 上の は単調・非負・有界であり、その積分は に収束する。単調を外しても成り立たない。 の近くに高さ 、幅 の、次第に高く細くなる尖りを並べた非負で非有界な関数は、総面積が となる。したがってどちらの条件も確かに働いている。
級数との違いに注意する。 数列についての対応する主張は自明である。非負で非有界な数列は となりえないので、項の判定法により は発散する。積分にはそのような項の判定法が存在しない( に近づかない関数でも積分が収束することがある)。だからこそ単調性を明示的に仮定しなければならない。
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