Calculus · real student question

1階線形微分方程式 dy/dx + 2y = e^(-x) を解け。

Question

次の一般解を求めよ。

dydx+2y=ex\frac{dy}{dx} + 2y = e^{-x}

Step-by-step solution

  1. この方程式がすでに標準の線形形になっていることを確認する。 1階線形方程式は dydx+P(x)y=Q(x)\dfrac{dy}{dx} + P(x)y = Q(x) の形をしている。ここでは P(x)=2P(x)=2Q(x)=exQ(x)=e^{-x} で、導関数の係数は 11 なので、始める前に両辺を割る必要はない。

  2. 積分因子を作る。 この解法は、左辺を1つの導関数の形に押し込むためだけに存在する。それを実現する因子は

    μ(x)=eP(x)dx=e2dx=e2x\mu(x) = e^{\int P(x)\,dx} = e^{\int 2\,dx} = e^{2x}

    である(積分定数を落としてよいのは、μ\mu00 でない定数倍ならどれでも同じように働くからである)。

  3. 両辺に掛けて左辺をまとめる。 各項に e2xe^{2x} を掛けると:

    e2xdydx+2e2xy=e2xex=exe^{2x}\frac{dy}{dx} + 2e^{2x}y = e^{2x}e^{-x} = e^{x}

    左辺はまさに積の微分法を逆にたどった形である:

    ddx(e2xy)=ex\frac{d}{dx}\left(e^{2x}y\right) = e^{x}

  4. 両辺を1回積分する。 左辺は導関数を積分するだけなのでそのまま外れ、右辺は初等的に積分できる:

    e2xy=ex+Ce^{2x}y = e^{x} + C

    任意定数 CC はここで入り、入り得るのはここだけである。1階の方程式が持つ任意定数はちょうど1つだからである。

  5. yy について解く。 e2xe^{2x} で割る、つまり e2xe^{-2x} を掛ける:

    y=e2x(ex+C)=ex+Ce2xy = e^{-2x}\left(e^{x} + C\right) = e^{-x} + Ce^{-2x}

  6. 代入して検証する。 y=ex+Ce2xy = e^{-x} + Ce^{-2x} の導関数は y=ex2Ce2xy' = -e^{-x} - 2Ce^{-2x} なので、

    y+2y=(ex2Ce2x)+(2ex+2Ce2x)=exy' + 2y = \left(-e^{-x} - 2Ce^{-2x}\right) + \left(2e^{-x} + 2Ce^{-2x}\right) = e^{-x}

    どんな CC でも CC の項が打ち消し合うので、これが一般解であることが確認できる。exe^{-x} の部分が特殊解、Ce2xCe^{-2x} が減衰していく斉次解の部分である。

Answer

y=ex+Ce2xy = e^{-x} + Ce^{-2x}

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