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Calculus · real student question

x、y とも −R から R までの正方形上で、x を √((R² + y²)(R² − x²)) で割ったものの二重積分を求めよ。

Question

次を求めよ。∫−RR ⁣ ⁣∫−RRx dx dy(R2+y2)(R2−x2),R>0.\int_{-R}^{R}\!\!\int_{-R}^{R}\frac{x\,dx\,dy}{\sqrt{(R^2+y^2)(R^2-x^2)}}, \qquad R>0.

Step-by-step solution

  1. 被積分関数を x の部分と y の部分に分ける。 平方根が因数分解できるので x(R2+y2)(R2−x2)=xR2−x2⋅1R2+y2.\frac{x}{\sqrt{(R^2+y^2)(R^2-x^2)}} = \frac{x}{\sqrt{R^2-x^2}}\cdot\frac{1}{\sqrt{R^2+y^2}}. 2 つの変数が混ざるところはどこにもない。

  2. 分離性を使って二重積分を積に分ける。 長方形 [−R,R]×[−R,R][-R,R]\times[-R,R] の上で I=(∫−RRx dxR2−x2)(∫−RRdyR2+y2).I = \left(\int_{-R}^{R}\frac{x\,dx}{\sqrt{R^2-x^2}}\right)\left(\int_{-R}^{R}\frac{dy}{\sqrt{R^2+y^2}}\right). どちらかの因子が 0 なら積分全体が 0 になるので、まず簡単なほうを調べる。

  3. x の積分が広義積分であることと、それが収束することを確かめる。 x→±Rx\to\pm R で被積分関数が発散するので、対称性を持ち出す前に収束を確立しておかねばならない。[0,R][0,R] の上では ∫0Rx dxR2−x2=[−R2−x2]0R=0+R=R,\int_0^{R}\frac{x\,dx}{\sqrt{R^2-x^2}} = \left[-\sqrt{R^2-x^2}\right]_0^{R} = 0+R = R, と有限値になる。鏡像の側も同じ計算で −R-R に収束する。

  4. 奇関数の対称性を使う。 f(x)=xR2−x2f(x)=\dfrac{x}{\sqrt{R^2-x^2}} は f(−x)=−f(x)f(-x)=-f(x) を満たし、[−R,R][-R,R] は 00 について対称である。両半分がともに絶対収束するので ∫−RRf(x) dx=−R+R=0.\int_{-R}^{R}f(x)\,dx = -R+R = 0.

  5. もう一方の因子が有限であることを確認して結論する。 ∫−RRdyR2+y2=2arsinh⁡(1)=2ln⁡ ⁣(1+2)\displaystyle\int_{-R}^{R}\frac{dy}{\sqrt{R^2+y^2}} = 2\operatorname{arsinh}(1) = 2\ln\!\left(1+\sqrt2\right) は正の有限値である。有限値に 0 を掛ければ 0 なので I=0.I = 0.

  6. 収束の確認がなぜ大切だったかを述べる。 もし xx の積分が発散していたら(たとえば代わりに xR2−x2\tfrac{x}{R^2-x^2} だったなら)、両半分は +∞+\infty と −∞-\infty になり、「対称区間上の奇関数」は値 00 を正当化しない——積分がそもそも存在しないことになる。

Answer

00

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