次の関数を調べよ。
ここで は実定数である。、振動の周期、包絡線を求め、 の符号によって挙動がどう変わるかを述べよ。
振幅の因子と振動の因子に分けて見る。 一般の減衰振動 と比べると、ここでは 、、 である。指数関数が振れの大きさを支配し、余弦が振れの速さを支配する。どちらの因子も相手の役割には干渉しない。
原点での値を求める。
つまり曲線は、 が何であってもとりうる最大の振幅から出発する。
振動の周期を求める。 零点や極値の並び方は が繰り返すのと同じ周期で繰り返すので
となる。厳密には でない限り関数そのものは周期的でない——並び方は繰り返すが、大きさは繰り返さない。
包絡線を導く。 であり なので、全体に掛けても不等号の向きは変わらない:
したがってグラフは と に挟まれ、 で交互に一方に接する。
α の符号で場合分けする。 なら のとき となり、振動はゼロへ減衰する——不足減衰の状況である。 なら関数はちょうど で、減衰せず正真正銘の周期関数になる。 なら包絡線が増大し、振動は発散する。
包絡線との接点を確かめる。 では で、上側の包絡線も なので接している。 では なので となり、下側の包絡線に接する。 のときは であり、連続する極値は半周期ごとに一定の比 で縮んでいく——これこそ指数減衰の特徴である。
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