次を計算せよ。
構造を見抜く。 どの項も 1 つ前の項に を掛けたものなので、これは等比数列の和である。値を読み取ると初項 、公比 、そして指数が から まで並ぶことから項数はちょうど である。 を と数え違えるのがよくある落とし穴である。
共通の初項をくくり出す。
こうすれば初項 のすっきりした級数になり、公式を当てはめる相手はかっこの中だけになる。
有限等比級数の和の公式を適用する。 のとき
となる。 で割ることは を掛けることと同じであり、計算を厳密に保てる有用な簡略化である。
累乗を計算する。 なので
となり、かっこの中は である。
初項を掛ける——ここは慎重に。
全体を厳密な分数で計算すると ✓ となり、小数の値が裏づけられる。答えは であって ではない点に注意したい。ここでは有効数字 4 桁目のずれが起こりやすく、結果が約 変わってしまう。
大きさで妥当性を確かめる。 平均するとおよそ の項が 10 個なので、合計は 前後になるはずである ✓。増え方も合っている。末項は で初項の約 倍——公比が より大きく 9 回複利で効いていることと整合する。
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