実数 について解け。
置き換えて等比の構造を露わにする。 とおく。10 個の項は の連続する累乗になるので
となる。 で書けば、ばらばらに見えた和が等比級数に変わり、二項展開をしたくなる誘惑も消える。
最低次の累乗をくくり出して級数の和を求める。
かっこの中は公比 の 項の等比級数である。
y = 1 での値から解の位置を絞る。 ではすべての項が なので、左辺はちょうど である。 であり、 ではこの和は狭義単調増加なので(各 が増加する)、解は 、すなわち を満たさなければならない。狭義単調性から、そのような解がちょうど 1 つであることも保証される。
数値で挟み込む。 の値を求めると
となるので、解は と の間にある。 の増え方が急なので( 付近の導関数はおよそ )、中点よりやや下寄りである。
精度を上げて元に戻す。 二分法で十分な精度まで詰めると
となる。検算すると で、 と有効数字 6 桁まで一致する。途中の を小数第 3 位()まで丸めてしまうと和はすでに約 に跳ね上がるので、桁は多めに保つこと。
閉じた形が存在しないことを押さえる。 この方程式は有理数解も円分的な構造も持たない 次の多項式に帰着するので、答えは数値解になる。また単調性の議論が使えるのは の範囲だけである。 では奇数乗が負になるので和はもはや単調増加ではない。 を走査すると符号の変化がもう 1 か所見つかり—— と が を挟む——二分法により 、すなわち が得られる。したがってこの方程式は実数解を2 つ持ち、正のほうで止めると答えの半分を失うことになる。
Need to solve a different problem like this? Open the solver →